僕達は二人でお味噌汁を作る

妻が仕事を始めて、同じように忙しくなるのならば、今度は僕が夕飯を作ってあげるぞ!と僕は息巻いた。

だけれども、彼女は一緒に台所に立ってくれた。

 

「いいのに」と僕は言った。

「いいから」と彼女は言う。

 

僕達は二人で夕飯を作ることにした。

当たり前だけれども、作業が捗る。

お互い早くご飯を食べたいのだから、確かにこの方が良い。

 

例によって「一汁一菜」という提案を呑んだ僕達はお味噌汁を作る。

四人分を作り、翌日のお弁当分も用意する。

 

後は僕が翌朝におにぎりをにぎれば準備は整う。

その間に彼女はお出掛けの準備をする。

 

僕達のバランスはこれでひとまず整った。

お互いがお互いを思う気持ちこそあれば、どこかに良いバランスがあるんだと思う。

 

なお写真はあくまでもイメージ画像である。

これからは自前の写真を用意していきたいな。

一日一枚何かを撮る、と課して。

 

おしまい