(ネタバレ)『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』の感想を思い付きで書きまくってみた

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年甲斐も無く単身映画館でニヤニヤしてきたので、その思いを忘れないうちに書き綴っておこうと思います。

 

一体なんの映画を観てニヤニヤしてきたのかというと、スパイダーマンです。

 

スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』

 

記事タイトルにもありますが、一応ここでも注意喚起をしておこうと思います、まだ映画を観ていない方はこの文章を絶対に読まないでください、盛大にネタバラします。

いや、読んでもいいけれど、せっかくの楽しみが台無しになってしまうと思うので、読まないことを強くお勧めします。

あとは自己責任で。

 

 

 

というわけで

 

 

 

いいですか?

 

 

 

大丈夫ですか?

 

 

 

書きますよ?

 

 

 

まずこれは、僕がその時どう感じたかという気持ちの備忘録を兼ねているので、余計な説明はすっ飛ばします。

 

僕は予告映像を一切見ていませんでした。

何かの映画を観に行ってスパイダーマンと思わしき予告映像が流れても、目と耳をふさいでその場を凌ぐほどの周到さです。

その反応の素早さたるや、まるでスパイダーセンスです。

テレビCMも同様です、一切の情報はいらないのである。

 

しかし、そんな僕にもぬかりはありました(つまりスパイダーセンスはない)。

映画のポスターをうっかり見てしまったのです。

他の映画を観に行ったときに、スパイダーマンのポスターが貼られていて、愚かにも不用意に見てしまったのです。

 

それを見て気付いてしまいます。

なるほど、今回のヴィランはドクターオクトパスであったか、と。

なんだかチラッとグリーンゴブリンも見えてるような気がするが、うん、これは見なかったことにしよう、多分出ないと思う。

 

……………

さて、ドクターオクトパスが出ると決まってもまだわかりません。

問題は誰がドクターオクトパスになってしまうのか、です。

というのも、この手の作品はヴィランはお決まりとして出てくるけれど、一体どのキャラがそのヴィランに成り下がるのかは確定ではない。

Aさんかもしれないし、Bさんかもしれない。

つまりはトム・ホランド君版スパイダーマンにおけるどのキャラクターがドクターオクトパスになってしまうのか、という考察はまだできるのである。

大丈夫、まだ『スパイダーマン2』のオクトパスが出てくると決まったわけではないし、グリーンゴブリンなんて見ていない、いいね?

 

そしてついにドクターオクトパスが出てきた。

触手がヌッと出てきて彼が姿を現す。

 

お、お、お。

 

あ!あれは『スパイダーマン2』でオクトパスになっちゃったアルフレッド・モリーナさんだ!

マジか!出てきちゃった!

 

でもわからない、これは映画側の粋な図らいで、ただ単純に同じヴィランに同じ俳優さんを当てただけなのかもしれない。

つまり同じ俳優さんであったとしても、あの『スパイダーマン2』のドクターオクトパスであるかはまだわからない。

 

さあどっちだ、どっちなんだいこのタコ野郎。

 

すると彼は喋り出した。

セリフは覚えていないが、「よくもわたしの装置を壊してくれたな」みたいなそんなニュアンスだったように記憶していますが、なるほど、ここで確定します。

 

あの『スパイダーマン2』のドクターである、と。

ついに越えて来ちゃったよこの人世界。

 

僕は身を乗り出してニヤニヤしました。

 

そうして見ていると今度はグリーンゴブリンの、いや、あの『スパイダーマン』のグリーンゴブリンのボムが放り込まれると共に彼の笑い声が響き渡る。

ついに越えて来ちゃったよあの人世界。

 

……………

しかしながら、今度は誰がグリーンゴブリンであるか、である。

というのも、『スパイダーマン3』で一応ジェームズ・フランコさんもゴブリンやってるんで、もしかしたら彼かもしれない。

でもあの笑い方はしていなかったもしれない。

 

ドクターは言います。

「オズボーンは死んだ。あれは彼の亡霊だ」

ああ、ジェームズ・フランコかもしれない。

 

しかし違った、ゴブリンはしっかりウィレム・デフォーさんであった。

僕のニヤニヤはデフォーさんに負けず劣らずの120%です。

口が裂けてジョーカーになっちゃう。

僕もクロスオーバーで飛び入り参加しようかと思いました(アマルガム)。

 

それから『アメイジングスパイダーマン』からリザード、『アメイジングスパイダーマン2』からエレクトロ、『スパイダーマン3』がサンドマンが参戦。

 

この豪華っぷりはなんであろうか。

しかしながらリザードサンドマンの俳優さんが判然としない。

あの俳優さんを起用できなかったから、人間に戻らないまま演じた人はうやむやで終わるかもしれないなーなどと思いましたが、よかった、杞憂でしたね、彼等でした。

 

……………

さて、こうなるとスパイダーマンはどうなんだ、という話です。

僕の大好きなトビー・マグワイア君とアンドリュー・ガーフィールド君は果たして出てくるのか。

これはもしかしたらマジで出てくるかもしれないなーと頭の片隅で期待しつつ映画を見守ります。

 

すると、なんだかヴィラン達が明確に敵対するようになって、これはいよいよもってトム・ホランド君一人でどうにかできるレベルの問題ではなくなってきたなーと感じた瞬間、ほぼ確信に変わります。

 

あ、これはトビーとガーフィールド君出てくるぞ。

 

お、お、お。

 

……………

「ピーター・パーカーに会いたい」

 

そんな願いからひょっこり出てくるガーフィールド君。

マジか、そんなあっさり出てくるんか、と正直思いました。

 

僕が期待したのはトム君がピンチのときに「ヘイ、助けが必要かいスパイディ?」とか言って駆けつけてくれるという最高にムネアツな展開だったのであるが、まあドラマ的に難しいか、などなどとひとりごちる。

 

喜びはドッカーン!というわけではなかったけれど、それでも出てきちゃったよスパイディ!という気持ちで心は満たされます。

 

いや、満たされる前に、もう一つだけ苦言がある。

僕としては最初にトビーが出てきてほしかった。

ガーフィールド君が出てきた段階でトビーが出てくることはもうほぼ確定なので、トビーの登場の感動は少しばかり減ってしまったというのが正直なところである。

僕はトビーで爆死したかったのである。

 

トビー「ヘイ、ルーキーお困りかい?」

 

トム「あなたは?」

 

トビー「親愛なる隣人、スパイダーマンさ!」(シュパッ)

 

みたいなね。

そんな展開だったら、喜び失禁を禁じえない。

 

とは言えまあこれは僕の単なる個人的な好みの話なので、この流れが最高であった、という人は少なくないとは思います。

し、僕だって嬉しいことには変わりないのです。

ただ、あえて苦言を呈するならばそんなところでしょうか、といったところでしょうか。

 

……………

さてさて、それぞれのヴィランとの若干のドラマも見せつつ過去作の音楽もちゃっかり入れちゃったりなんかしちゃったりして、得も言えぬ幸福感に包まれます。

ガーフィールド君がゼンデイヤちゃんを助けるシーンなんかも、ああ、最高でしたね。

助けたときの彼の表情が全てを語っていた。

あのとき君は彼女を助けられなかった。

僕は目頭が熱くなって鼻がもげるかと思いました。

 

……………

少し気になったのは、「スパイダーマンは黒人だと思った」「黒人のスパイダーマンもきっといるさ」という会話です。

これはもしかして来ちゃう?マイルス。

スパイダーマン:ホームカミング』でもそれは匂わせていたようですが、これはかなり期待してしまいます。

 

あとスパイダーマン達の「また会えるさ」という発言に、これまた期待してしまいます。

また来てくれるというのか。

 

……………

集まることがわかっていた『アベンジャーズ』と違って、交わることは決してないと思っていたスパイダーマン達の集いは、世界中の映画ファンが歓喜したことと思います。

僕も一作目を友達たちと映画館に観に行ったものですから、そういうスパイダーマンの思い出を振り返ると本当に感慨深いものがあります。

本当に「ああ、映画好きでいて良かったな」とさえ思いました。

あとから追い掛けたんじゃこの感動は味わえない。

 

……………

最後になりますが、トム君はメイおばさんの復讐心を乗り越えることは出来たのでしょうか。

もしかしてトビーに邪魔されて、消化不良の可能性もなくはないのではなかろうか。

皆が自分のことを忘れてしまって、まるでバットマンかのように、彼は「世界一有名な人」から「孤独のスーパーヒーロー」になってしまった。

 

そこに来ての、ヴェノムである。

 

あれ?もしかしてブラックスパイダーマンありうる?

 

などと一人勘ぐるのでした。

 

なんにせよ諸々楽しみですなー。

 

おしまい