話し相手と一番落ち着いて話せる場所はどこか
『パーソナルスペース』という言葉をご存知でしょうか。
これは要するに「これ以上僕に近付かないでください」という人間が生まれながらにして持っている警戒範囲のことを言い、心理学の分野なんかで使われる(らしい)言葉です。
僕が床屋さんに抱く気持ちというのはつまり、そのパーソナルスペースに知らない人が立ち入ったことによって生じるストレスなのです。
きっとあなたもお持ちでしょう、自分なりのスペースを。
でもこのスペースの広さというのがどうも人によって違うようで、僕からしたらバグってるんじゃないか?と思うほど僕に近付いてくる人がたまにいます。
僕は広めなので相性は最悪です。
知らない人でそういう人がいると、知り合いかと思ってうっかり話し掛けてしまいそうになるのでやめてほしいなといつも思います。
それとは違うと思いますが、だだっ広い駐車場にいっぱい駐車スペースが空いてるのに、わざわざ僕の隣に止めてくる車もやめてほしいなといつも思います。
別に入り口に近いわけでもないのに。
心理学と言えば、カウンセリングなんかでも話されることですが、話し相手とは真正面に構えないのが良いとされていたりもします。
例えば4人掛けのテーブルがあったとしたら、話し相手の目の前に座るのではなく、斜め向かいに座る。
そうすると圧迫感を感じず、非常にリラックスした状態で二人は会話を楽しむことができるのである、という話らしいです。
だからカウンセラーなんかは相談相手のそういう位置に座る、し、お医者さんなんかも患者さんを正面に見ず半身状態で話を聞く傾向にある。
全ては相手をリラックスさせるためなのです。
僕はこれは目からウロコが落ちたとでも言いましょうか、非常に納得のいく話でした。
要するに向かい合わせになることを避けると良いということですが、なんなら僕は横並びが一番好きです。
4人掛けだろうが、実は隣り合わせに座るのが一番好きです。
それをもし男の子としてしまったらなんか変な感じになっちゃうでしょうからやらないけれど、本当はそうしたい。
だってその方がリラックスできるもの。
だからか、僕が一番お話をしやすいなと思う状況は車に乗っているときです。
同じ方向を向き語り合う。
これだけで十分夜は更けます。
実際はストレスうんぬんの話だけではないと思いますが、横並びという事実が一役買ってるはずです。
そういった意味ではドライブデートは結構理に適っているのではないかと思います。
ぜひ試してみてくださいね。
でも失敗しても恨みっこなしです。
おしまい