人との縁について
ところで、どうでもいい話かもしれませんが、どうして10年ぶりに友達のライブを見に行ったのか、その経緯をお話しておこうと思います。
というのも「当時そこまで仲良くしてなかった」と僕は公言したわけですが、そんな人のライブをどうして10年も経ってから見に行ったのか、そんな疑問を抱いた方もおられるのではないだろうか、と思ったからです。
話は単純で、ライブをした彼(以下A君)とはまた別に、わりと最近、専門時代の友達(以下B君)から連絡が来たのです。
その連絡も何年ぶりかわからないくらいに久しぶりのことでしたが、何やらB君はその専門に関連した相談事があるようでした。
しかし、一応僕が最初にその相談事を聞いたわけなんだけれども、困ったことにちょっと僕には手に負えないような内容だったのです。
でもB君が切実だったものですから、力になってあげたいなーと純粋に僕は思ったのです。
だから、共通の学校に通っていたA君にも話を聞いてみよう!ということで、久しぶりに連絡をするのは少し躊躇したけれど、僕からA君に話を聞いてみることにしたのでした(B君はA君の連絡先を知らない)。
その時に「久しぶり!」と、10年ぶりのやり取りをしたのがきっかけです。
それからいくつかやり取りをして、「久しぶりにライブやるんだけど来ない?」みたいな話になり、単身行くことにしたのでした。
……………
それにしても縁とは不思議なものです。
そのB君の連絡がなければ僕はA君に一生(?)連絡をしなかっただろうし、僕がA君に連絡をしていなかったらA君も僕をライブに誘うことはなかったでしょう。
久しぶりに会って、短い間しか会話はできなかったけれど、だからこそ「今度ご飯でもどうか」という話にもなりました。
相手は社交辞令で言ったかもしれませんが、僕は「それもまた面白そうだ」と感じました。
学生時代、一度も2人でご飯を食べたことはない。
けれども、何故か10年経ってそれが実現する。
もちろん他意もなく。
つくづく人生は何が起こるかわからないものだなーと。
これをきっかけにまた僕が思い立って、ずっと連絡を取っていない彼や彼女に連絡を取ったとしたら、またそこから次の連鎖が生まれるかもしれない。
小さな動きが大きな動きに。
まるでバタフライ効果のように、ひょんなことが人生を変えるかもしれない。
その最初のドミノはさてどれだろうか。
そんな風に見てみるのも、人生は面白いかもしれませんね。
おしまい