風は一体どこからやってきて、どこへ向かっていくのだろうか
今日は風が強いです。
どれくらい強いかと言うと、僕が飛ぶくらい強そうです。
実際に飛ぶかは外に出てみないことにはわかりませんが、危ないのでよしておきます。
風は一体どこから来るのでしょう。
その空気の流れはどこから来るのでしょう。
そうしたら、どこに行くのでしょう。
その空気の流れはどこまで行くのでしょう。
「バタフライ効果」と呼ばれるものがあります。
それは蝶々が羽ばたくその小さな空気の振動が、大きく大きく膨れ上がって、地球の反対側に行く頃には嵐が巻き起こる、みたいな話です。
実際にそんなことが科学的にあることはなくて、これはあくまでも「どんな些細なことでも、それによって何かに大きな影響を及ぼすこともある」という時に使われるたとえ話です。
そう、たとえ話。
じゃあ僕のくしゃみ一つで、きっと世界は大混乱。
だって蝶々の羽ばたきなんかよりも、僕の全力のくしゃみの方が圧倒的に爆発的だからです。
ともすると、そうか、なるほど、本物の爆発が起きた日にはあんたそれ、もうその場で地球崩壊するんじゃないか?なんて発想にもなってきます。
「バタフライ効果」なんて、昔の人は面白いことを考えたものです。
しかしながら、小さなことが大きなことを巻き起こす、という考え方は面白いなーと思います。
ピタゴラスイッチよろしく、一つのことを次なる物事に影響を及ぼして、その影響がまた次の物事に影響を及ぼしていく。
例えば小さなドミノが巨大なドミノを倒すことは当然できないけれど、その間に何枚ものドミノをかますことによって倒すことができるようになると言います。
ただし、そのかまされたドミノは徐々に大きくしなくてはなりません。
5cmのドミノが10cmのドミノを倒し、その10cmのドミノが20cmのドミノを倒し、その20cmのドミノが50cmのドミノを倒し……ということを延々と繰り返せば、いつかは300m級の超巨大なドミノだって倒せちゃうんだ、という話。
小さな力が次なる力を生み、ついには巨大な力となる。
そうやって考えると、あながちバタフライ効果というのも間違っていないような気になってきます。
風は一体どういう風に流れてくるのでしょう。
そのパワーはずっと一定なのかな。
違うか。
少なくとも僕のくしゃみは爆発的だ。
おしまい