安心安全に自然を楽しめる「紫山公園」が僕は好き

宮城県に「紫山公園」という公園があります。

僕は自然がわりと好きなので、山だの川だの海だの空だの常々行きたいと考えているし、そこにぼけっとしてたいし、一体となりたいような気がしないでもないくらいには魅力を感じています。

自然って偉大で雄大で、どこまでもいつまでも残ってほしいなーと思います。

 

しかしながら、我々人間というのは実に無力なものであり、例えば熊なんて出た日には慌てふためき、恐れおののき、この身を引き裂かれ、僕はついに自然へと帰ることになってもおかしくはない、という恐怖と隣り合わせなのも事実です。

自然と触れ合いたいと思う反面、そこには危険がいっぱいあるのであって、どこか気が気でない自分がいる。

 

僕はもっと安心してそこにいてたい。

 

そこで登場するは「紫山公園」。

この公園は、公園らしく遊具や広場があるのはもちろんのこと、木々が生い茂る小山があります。

少しその場に足を踏み入れれば、風に揺れる木や草の音が鳴り響き、鳥達は歌い鳴き、土の匂いと自然に溢れた新鮮な空気を十二分に吸うことができます。

素晴らしいな、素晴らしいと思うから、是非うちの近くにもほしいな、と僕なんかは思います。

 

「いやちょっとした自然体験ができる公園なんていうのはどこにでもあるだろう」と思う方もおられるかもしれません。

確かに山の近くにある公園とかって、そのまま山に侵入できたりして、自然の中で遊ぶことができると思います。

宮城県で有名なのは「県民の森」とかでしょうか。

でもそれはつまり、僕の言う熊だとかなんだとかっていう自然界における脅威から開放されてはいないということになるでしょう。

どれだけ遊歩道が整備されていたところで、それが山と森の中であるならば彼等獣達と遭遇するリスクは残る。

 

その点、この紫山公園というのは、公園自体が住宅街に囲まれています。

つまり公園の小山はその場に孤立しており、森が続いていないのでそこに熊や猪なんかが出入りすることはまずないでしょう(山自体は5分程度で横切れるほどの大きさ)。

まあヘビやハチはいるようですが、それくらいは甘んじて受け入れることとして、とにかく遭遇したらどうしようもないような生き物とは出会うリスクは限りなく低いのです。

 

だから僕はこの公園が好きなのです。

(比較的)安心安全に自然を楽しめる。

欲を言えば川なんか流れていたら最高だなーとは思うけれど、完全にないものねだりです。

 

どこかにそういう公園ないかしら(求めてる)。

 

※地図です。

 

おしまい