読書習慣が生み出す好循環

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前回

「読書に期待されることとして『知識を得る』ということが一番に挙げられる」

というようなことを書きましたが、今回はこれについて少し深堀したいと思います。

 

まず、知識を得ることが何故重要か、ということについて特に疑いはないかと思います。

僕なりの解釈を簡単に言えば、世界を正しく認識し自分らしく生きていくため、ということになるでしょうか。

 

それは「『知識を得る』ということが一番に挙げられる」という中でも一番に重要なんですが、実はもう一つ大事なことがあります。

 

何かというと

「知識によって読書の理解が深まる」

ということです。

 

……………

どういうことかというと、本って何かの説明が多いと思います。

そしてその何かの説明をするとき、それにまつわる言葉が出てくると思います。

 

例えば、Aということについて説明するときにBという言葉が出てくる、というような構図です。

これはまた、Bの説明をするときにCが出てきたりもするし、Bの説明でAが出てくることもあるでしょう。

Cの説明をする上で、AとBが出てくることもあるかもしれないし、ABCをもってしてDの説明があるかもしれない。

 

要するに、知識は単体で存在するものではなく、全てがどこかしらに繋がりを持っており、ネットワーク状に存在しているわけです。

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ともすると、知識があればあるほど、その説明に対する理解が深まるということになります。

Aのことが知りたくてもBが知らなければそれは中途半端な知識になってしまいますが、BのこともCのことも理解した上でAのことを学べば、その知識は確かなものになる。

あるいはお互いがお互いを補い合えるということです。

 

織田信長のことを調べたら、明智光秀は切っても切り離せない。

明智光秀のことを調べたら、織田信長は切っても切り離せない。

それは豊臣秀吉にしてもそうだし、そこから徳川家康に繋がり、伊達政宗なんかも絡んでくる。

 

そんなような具合に、知識があればあるほどに何かを学ぶときの苦労が減っていく、ということになるわけですが、それはつまり「読書の理解が深まる」ということにもなるわけです。

 

……………

つまるところ

  1. 読書をすればするほど読書の理解が深まる
  2. 理解が良いから読書が楽しくなっていきどんどん読むようになる
  3. 更に知識が広がる
  4. 更に読書が捗る

という好循環が生まれます。

 

反対に

  1. 読書をしなければしないほど内容はちんぷんかんぷん
  2. 結果、読書の楽しみがわからない
  3. 一切本を読まなくなっていく

という悪循環もある。

 

そんな、読書の二極化がどんどん進んでいってるというのが、今の時代の流れなのかなと思います。

そしてその差は開く一方なのでしょう。

 

ぜひこのタイミングで、好循環に片足突っ込んでみてほしいと思います。

 

おしまい