もし娘が生まれたら言われたい言葉
もし僕に娘がいたらどんなお父さんになろうかな?と考えることがあります。
別に娘どころかそもそも子供が生まれる予定なんてないんだけれども、もし仮に生まれるとしたらよ?君はどんなお父さんになりたいのさ?と自分に問うのです。
いろいろ考えましたが、ひとまず「自慢のお父さん」にはなりたいものですね。
これは娘に限らず息子であったとしてもそう思うわけですが、とにかく自慢されたい。
自慢されたら僕も嬉しい、というよこしまな思いはあるけれども、子供が誇らしげに思ってくれているのであれば、その子供もきっと幸せに違いないだろうと思うのです。
僕も嬉しくて、子供も嬉しい。
僕が自慢のお父さんになるだけでどうやら皆が幸せになるようだ。
ともするならば、ここはいっちょ頑張りたい(生まれないけど)。
女の子と言えば、例えば「将来お父さんと結婚する!」なんて言ったりもすると思います。
それを聞いて世のお父さん方はさぞ幸せな気持ちになると思うのですが、段々とその言葉の回数は少なくなり、父への気持ちは少しずつ薄れていって、最悪嫌われたりもするのだと思います。
悲しい、それはあまりにも悲しい。
「あの頃は良かった」なんて思いは味わいたくないのである。
つまるところ、良き父であろうと思う僕の気持ちは自己防衛かもしれません。
決して娘に嫌われたくない(というか家族に嫌われたくない)。
成長して、流石に「お父さんと結婚する!」とは言わずとも「お父さんみたいな男になかなか出会わない」くらいは言わせたい。
なんて、これは最高にキモイ発言かもしれない。
しかしながら、多分娘を持つ父は誰でもそう思うんじゃないかな。
今日はたまたま「娘」で考えたから娘の話になったけれど、これが「息子」であってもこの気持ちは変わりません。
息子だったら「お父さんみたいになりたい」が最高の褒め言葉でしょう。
いや、僕としては父なんかさっさと追い抜いて立派な人間になってほしいと思うわけですが、僕は僕で頑張るんだから子供には更に頑張ってほしい。
そうやって父と子で切磋琢磨して成長していこうぜ!と今は思っています(生まれないけど)。
翻って、そのような思いは娘であっても基本は変わりません。
お互いが尊敬し合って、尊重し合って、手を取り合って歩んでいけたらいいですよね。
もちろんその向こう側に愛する奥さんがいるわけですが、そしたらその家族はきっと幸せになるんじゃないかな、なんて夢見ております(要するに同時に「自慢の夫」でもありたい)。
自慢されて僕は嬉しい。
自慢してる彼等も彼女等もきっと鼻高々で嬉しい。
そしたらみんな嬉しい。
そしてそれをそれぞれが実現できたら、なお嬉しい。
嬉しいが嬉しいを呼び、僕の家族は嬉しいでミチミチに満ち溢れるのである、という寸法です。
だいぶ楽観的な考え方かもしれませんが、出来うる限りそれに近付きたいものです。
おしまい